SICKO

2008/05/29 (木)  カテゴリー/日常生活

I watched a movie "SICKO" of Michael Moore.

シッコは「アメリカの健康保険制度」のドキュメンタリー映画。
日本でのキャッチコピーは、「テロより怖い、医療問題」。
マイケル・ムーア監督お得意のブラックユーモアでぶった切っています。

アメリカでは、医療保険が民営化されています。そこが国民皆保険の制度を持っている日本やヨーロッパ諸国と大きく異なる点で、無保険の人が6人に1人もいるそうです。

病院で治療を受ける前に、保険会社に申請し許可を取らなければなりません。
保険会社の許可がおりなければ、物凄い高額な治療代を自腹で払わなければなりません。
保険会社は利益最優先主義のため、いろいろと理由をつけて、許可を出しません。
たとえば既往歴にカンジダ膣炎があっただけで「却下」されます。そんなあら探しをするGメンみたいな人たちがいるんです。
保険会社に勤務する申請を審査する担当の医師は、どれだけの申請を却下したかによって、昇進や報酬が上がるそうです。
いちばんたくさん却下した医師には特別ボーナスが出るそうです。
あり得ません。
その特別ボーナスの裏でどれだけの人が必要な医療を受けることができず亡くなっていったのか・・・。
想像するだけで吐き気がします。

カナダ、イギリス、フランス、キューバでは基本的に医療費は無料だそうで、誰でも病院に行けば無料で診てもらえます。
しかも診療待ち時間は1時間以内。素晴らしい。

でもこの映画の中では医療費の無料化が、他の財源(税金)によって補われているという説明は一切ありませんでしたし、トータルでみた場合の国民負担がどれほどであるのかという比較もありませんでした。
いいところがあればそうでないところもあると思います。

思ったよりも深い内容で、考えさせられる映画でした。

今後『DPC(Diagnosis Procedure Combination)医療費の包括請求の制度』が導入されると
どうなるんだろう。 想像できないや。

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